私の配達デビューは、上野御徒町エリアでした。
当時は安宿を確保し、自由気ままに遊びながら生活していたのですが、ある日ふと資金不足に陥ります。
「これはまずい…」
そこで藁にもすがる思いで登録したのがUber Eatsでした。
初オファーで感じた“異常な高揚感”
アプリ登録を終え、恐る恐るオンラインにすると――
数分でオファーが鳴りました。
「え、こんなに簡単に仕事が来るのか?」

この瞬間、正直に言うとかなり興奮しました。
今思えば、ドーパミンが一気に出ていた状態です。
当時は単価も距離も何も考えず、とにかくオファーを取りまくる。
結果として、今では絶対にやらないような“ハズレ案件”も平気で受けていました。
初心者がやりがちな失敗|川越え配達
特に印象に残っているのが、
隅田川・荒川を越える長距離配達です。
しかも雨の日。

- 帰りが空荷で地獄
- 体力消耗が激しい
- 次のオファーが繋がらない
という“三重苦”になります。
当時はそれでも「配達できた達成感」で満足していましたが、
今の視点で見ると完全に非効率でした。
秋葉原エリアの特徴|楽な理由と落とし穴
上野御徒町〜秋葉原エリアは、配達初心者にとってかなり特徴的です。

良い点
- 駅間が近い(上野・御徒町・秋葉原が密集)
- 坂が少なく自転車が楽
- 注文数が多く、オファーが途切れにくい
- チェーン店(特にマクドナルド)が複数あり回転が速い
実際、秋葉原には複数のマクドナルドがあり、
「近距離・高回転」の典型的な稼ぎやすい構造になっています。
注意点(これが重要)
ただし、良いことばかりではありません。
- 配達員が多く競争が激しい
- ビル・雑居ビルが多く、配達難易度が高い
- 観光客・外国人が多く受け渡しに時間がかかる
- 湯島方面は坂あり(地味に体力削られる)
つまり、
**「楽そうに見えて実はテクニカルなエリア」**です。
上野御徒町の難所|アメ横は別世界
上野御徒町で一番苦戦したのは、間違いなくアメ横です。
人、人、人――。

自転車で突入するのはほぼ不可能で、押し歩きが基本になります。
ただ印象的だったのは、露天の外国人店員の対応でした。
彼らは非常に合理的で、スマホ画面をチラッと確認するとすぐ商品を渡してくれる。
「デリバリーはやらないけど、理解はある」
そんな独特の距離感がありました。
現場で教わった“生きた知識”
当時、他の配達員ともよく話しました。
ある人は、川を越えて秋葉原まで来ていて、
「スリップオンの靴で月15万円くらい、まったり稼げるよ」と言っていました。

また、マクドナルドでは
「ビニール袋は必ずもらえ」
と、その場で教えてもらいました。
こういう現場の知識は、ネットよりも圧倒的に実践的です。
上野公園ルートは“ご褒美コース”
一方で、楽しい思い出もあります。
配達先が上野公園を抜けた先にあるルートは、
まるでサイクリングのようで気持ちがいい。

配達というより、
**「都内を走るアクティビティ」**に近い感覚でした。
結論|秋葉原は「楽だけど甘くない」
初心者目線での結論はシンプルです。
- 最初は「楽」に感じる(オファー多い・坂少ない)
- でも慣れると「競争と効率の世界」に気づく

つまり、
👉 入口は優しいが、長く稼ぐには戦略が必要なエリア
です。
あの頃の自分に今アドバイスするなら
もし当時の自分に一言言えるなら、これです。
- 川を越えるな
- 単価を見ろ
- エリアに留まれ
これだけで、収益は確実に変わっていたと思います。
まとめ
配達を始めたばかりの頃は、
効率や単価なんて気にしていませんでした。
ただひたすら、
「早く届けたい」
その気持ちだけでペダルを踏んでいました。
そして時々来る遠距離オファーによって、
少しずつ東京の地理を覚えていく。
あの頃の経験が、今の自分のベースになっています。
また機会があれば、
あえて初心者の気持ちで“ショートトリップ稼働”をしてみたいと思っています。


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